“まず、知ること”に加え、“医師との対話を大切にする”―これも、かしこい患者の心得のひとつです。 ささえあい医療人権センターCOML(コムル)では、患者が主人公になって医療に参加するための心構えとして、 小冊子『医者にかかる10箇条』の発行・普及に努めています。 是非ご一読ください(詳しくは、www.coml.gr.jpまで)。
  また、医師との対話に欠かせない専門用語として、 『インフォームド・コンセント』と『セカンド・オピニオン』があります。 かしこい患者になるためにしっかりと会得しておきましょう!




  医師が患者に治療や処置について必要な情報を提供し、 患者はそれを選択・同意したうえで医療を受けることをいいます。 これを実現するためには、医師は患者にわかりやすく説明するための努力が必要ですし、 患者側も医療を医師まかせにせずに、医療に関心を持ち、 医師と積極的にコミュニケーションをとりながら理解を深める必要があります。

  主治医の診断のほかに、治療や手術について、主治医以外の医師の意見を求めることをいいます。他の見識・専門領域から主治医以外の意見を聞くことは、治療や手術に関して複数の選択肢があることを知り、他の治療法と比較して判断を行うことができます。また、そのことによって、主治医の診断に対していっそう理解を深めることにもなります。
  医療の現場では、セカンド・オピニオンを求めることは、むしろ、主治医と患者の信頼関係の構築にプラスになるものとして捉えられており、癌などの大きな手術を伴う場合には、主治医の側からセカンド・オピニオンを勧めることもあるほか、セカンド・オピニオン専門外来を開設している病院もあります。疑問や不安な点は、まず主治医と十分に話し合うことが大切ですが、判断に迷う場合には、他の医師の意見を聞くことも、納得のゆく医療を受けるうえで必要なことです。
  セカンド・オピニオンを求める場合には、主治医と相談して検査や診断に関するデータの写しなどをもらい、病院の相談窓口でセカンド・オピニオン受診について、きちんと確認することが大切です。